アンゲラ・メルケル「自由」下巻です。
上巻の東ドイツ時代、
ドイツ統一、首相就任に比べ
下巻の内容は地味なのでは?
と思いながら読んでいました。
実際には、読み応えのあるのは
下巻かもしれません。
2008年のリーマンショック後の
世界経済の建て直しの際、
ヨーロッパが銀行員に対して
ある決め事をしました。
ブッシュ→オバマ大統領の
バトンタッチの時期に
事の発端であったアメリカに
きっちり諭してくれたメルケル首相です。
正直、「会議は踊る」(ウィーン会議)が
頭にあり、国際会議というものに
懐疑的(あっダジャレだ)であった私です。
政治家の仕事に対して
腑に落ちるものがありました。
学ぶところが大変多いです。