その日、中2だった私は
学校をずる休みして
何かの用事で母親と
静岡駅のコンコースにいました。
情報社会前の出来事です。
大画面に皇太子さまと
雅子さまのパレードが
映し出されていました。
昭和の庶民の子どもは
どの家も同じようであったと思いますが
当時、皇太子さまのご結婚相手は
なかなか決まらない様子でしたので
私は家で冗談混じりに
「ちえもお嫁さんになるかもしれない」
(要は「35億」的なユーモア)
と親に言われていました。
若かった私は
新しい時代がやってきた!
と、大画面を見て考えました。
皇太子さまより雅子さまの方が
背も学歴も高かったからです。
そういうことにこだわらない
皇太子さまは、素敵な人なんだろうなぁ!
とも思いました。
今、愛子さまを見て
あの時感じたことは
たしかにそうであったと嬉しく思います。