「人間の本性」というとき
「ほんしょう」と読む場合は
「馬脚(ばきゃく)をあらわす」のような
よくない意味を指すことが多いです。
(いま「馬脚をあらわす」を
広辞苑で見たところ、おもしろい語源と
出会いました…ちびまる子っぽい)
伯父が生前に見せてくれた「ほんせい」の方の
「人間の本性」の記憶が、わたしの宝物です。
呼吸が苦しくて毎晩、救急外来に
行かなければならなかった頃、
亡くなる数日前のことです。
伯母の具合も悪そうでしたので
「おばちゃんは寝てて」と
声をかけた夜がありました。
伯母はそのまま寝ていましたから
本当に体力の限界(ひょっこり千代の富士…)を
迎えていたのかもしれません。
伯父は強い薬でも抑えられないほど
呼吸が苦しかったはずですが
伯母のベッドのわきにひざまづいて
「これでもう会えないかもしれないけど
最後にわたしに話したいことはある?」
と伯母に尋ねていました。
その時のわたしは
伯父が苦しいわりに
やけにのんびりしているように思えて
ハラハラ、そわそわしていましたが
あとあと、思い出しては
じんわりと涙が出ます。
伯母が亡くなってひと月が過ぎてしまいました。
どんなタイミングで伯父と再会するのかな。
写真は赤白の彼岸花です。
今年はたくさん咲いています。
屁糞葛(ヘクソカヅラ)が
律儀に巻きついちゃってるけど…